虫歯予防で一番大切なのは 「歯磨き」です。
もっと正確に言うと「正しい歯磨き」です。
正しい歯磨き方法は、ブラシをペンを持つように軽く持つ、乾いたブラシを使う、歯磨き粉はブラシの毛の中に埋め込む、ブラッシングは力を入れず細かく振動させるように、口をゆすぎすぎないなどポイントがいくつかあります。
文字で読んだり、ネットで動画を見たりして実践することはできますが、ブラシを歯に当てる力は肌に当てて気持ちいいくらいとかいわれてもピンときませんよね。
そんな方は、親子で当院の歯ブラシ指導を受けてください。ご自分のブラッシングのやり方はもちろん、子どもが自分で磨く方法、仕上げ磨きの正しいやり方も教えてくれます。歯の汚れを染める液体を使って自己流で磨いたときと指導を受けた後の差を目で見せてくれますから、小さな子でも納得できるはずです。是非、1度体験してみてください。
虫歯の餌は口の中に残った食べ物です。しかも食べ物を食べている間は口の中は酸性になっていますので、ますます虫歯菌は喜びます。ましてやそれが好物の糖分であればなおさらです。
虫歯に餌をやらないためには食べなければいいということになりますが、それではこちらの体が持ちません。大切なのは決まった時間にキチンと食事をして間食をしないことです。おやつにどうしても甘いものが食べたいなら、それも時間と量を決めてそれ以外は無し、そう子どもと約束しましょう。我慢するのはむしろ親の方かも知れません。
規則正しい食生活で虫歯を防ぐことも可能です。
効率的に水分がとれるからといって子どもにスポーツドリンクを与える人がいます。スポーツドリンクは元々激しい運動している人のためのものです。そのため糖分がたくさん含まれていますし、酸を効かせたものが多く、子どもに飲ませるのに適していているといえません。スポーツドリンクは虫歯菌を喜ばせる最たる飲み物です。
やわらかいものばかり食べていると唾液が充分に出てきません。唾液には虫歯を予防して、歯を丈夫にする働きがあります。硬い物を食べて「1口に30回噛む」くらいの気持ちでたくさん噛むことが大切です。噛む回数を増やせばアゴの骨も発達して、これから生えてくる永久歯の歯並びにも良い影響を与えます。
口で呼吸するクセも歯のためにはよくありません。口呼吸がクセになっていると常に口の中が乾いている傾向にあるため唾液不足になってしまうのです。
また、歯ぎしりは食いしばりも歯の表面のエナメル質を割ってしまったり、歯が欠けたりする原因になります。
歯のことで困ったことがあったら当院までご相談ください。歯磨き指導や歯垢・歯石のクリーニングはもちろん、歯の健康良い生活習慣のアドバイス、口呼吸防止の治療器具や歯ぎしりから歯を守るマウスピース、歯を守るフッ素剤、奥歯のシーラントの塗布まで、歯のことならなんでも聞いてください。
Copyright (C) 2014 子供の虫歯対処術 All Rights Reserved.